バリアフリーとは身体機能が低下した方でも

安全かつスムーズに日常生活が送られる障壁のない設計、という意味です。

その方の身体の状態に合わせてリフォームすることが必要です。

バスルームは浴槽の出入りや洗いやすさの配慮が大切です。

長年使用してきたバスルームの問題点を挙げていきます。

浴槽1

脱衣スペースも狭く、浴室への間口も不十分です。

浴室2

洗面脱衣所と浴室の間に段差があります。

脱衣所壁

壁面も湿気による劣化がみられます。

タイル

タイル張りの壁と床です。冷たいのと滑りやすいのが問題点です。

タイル2

壁面に手すりが無く、浴槽に入る時に危険です。

洗い場

十分な洗い場のスペースの確保、浴槽と洗い場の段差の見直しが必要です。

古い浴室と洗面化粧台の撤去、壁面、床面の補修工事、微調整を行いました。アフター洗面脱衣所

洗面脱衣所の十分なスペースの確保、段差が解消されました。

洗面台

利用者の使いやすいサイズと高さを考慮した洗面台を設置しました。

壁面2

壁面・天井も湿気に強い素材のクロスを使用しました。

開口

広く間口を取り、引き戸を使用しました。

介助者と一緒に入ることができます。

また、車いすのままでも入ることができます。

洗い場2

十分な洗い場スペースの確保をしました。

楽な姿勢で使用できる洗面カウンターと収納棚の設置をしました。

床材は滑りにくい材質を選びました。

1てすり

壁面はタイルからパネルに変わりました。

手すりの設置をし、安全に動作が出来るように考慮しました。

手すり

浴槽側にも2か所手すりを設置しました。

風呂のふたも収納出来るようになりました。

浴槽アフター

浴槽をまたぎやすい高さにしました。

このほかにも、冬場も暖かく、カラッと快適に保つ浴室暖房乾燥機の設置も行いました。

バリアフリーに関するリフォームについては、介護保険を適用できる場合があります。

その方の身体のレベルに合わせて、住宅のリフォームを行う際、

自治体からの助成が受けられる制度があります。

この制度を活用して、負担の少ないリフォーム工事が行えます。

弊社では介護福祉制度や自立支援事業を利用するリフォーム工事には、

福祉住環境コーディネーターと建築士がご相談を承っております。